ホイールの盗難を防止する対策9選!盗まれた際の対応もご紹介

ホイールの盗難を防止する対策9選!盗まれた際の対応もご紹介

お気に入りのホイールを購入したものの、盗難されないか不安な方も多いでしょう。ホイールは近年値上げが続いており、高価で転売できるため窃盗被害が増加傾向です。盗難の被害に遭うと余計にお金がかかるばかりか、とても残念な気持ちになってしまいます。

この記事ではホイール盗難に遭わないための対策を解説し、万が一盗難された場合の対応までご紹介します。ホイール盗難に不安を感じている方はぜひ参考にしてみてください。

ホイールの盗難を防止する対策9選

ホイール盗難に遭わないための対策を9つご紹介します。

  • 人通りの少ない場所に停めない
  • 盗難されやすい時間に注意する
  • ハンドルを切って駐車する
  • 取外し作業ができるスペースを作らない
  • カーセキュリティを装着する
  • ロックナットをつける
  • ハンドルロックをつける
  • タイヤロックをつける
  • センサーライトを設置する

それぞれ順番に解説します。

人通りの少ない場所に停めない

人通りの少ない場所は盗難被害に遭いやすい場所です。人通りが少ない場所は窃盗行為が目撃され難い傾向にあります。逮捕に繋がるリスクが低いため、窃盗犯に狙われやすくなるでしょう。

人通りがあれば窃盗の抑止効果があります。もしもホイールを盗もうとしている人がいれば、誰かが不審な動きに気づいてくれる可能性が高いです。窃盗犯もわざわざ通報リスクの高い場所で犯行を行うことはありません。車を駐車する際は人通りが多く、明るい場所を選ぶのがおすすめです。

盗難されやすい時間に注意する

深夜や早朝は盗難されやすい時間です。深夜や早朝は多くの人が眠っているため、窃盗行為が気付かれにくくなります。日中に人通りの多い場所であっても、人が出歩かない時間には警戒が必要です。

また大雨や雪など悪天候の日も気をつけてください。窃盗犯は外出を避ける人が多くなる状況で、窃盗行為に及びます。ホイールを盗まれないか心配であれば、セキュリティを強化して、窃盗が難しい環境を整備すると良いでしょう。

ハンドルを切って駐車する

ハンドルを切って駐車するとホイール盗難のリスクを低減できます。ホイールが斜めになると作業スペースが狭くなり、窃盗犯がホイールを外すのが困難になるためです。作業しにくく時間がかかると思われれば、窃盗を諦める可能性があります。

またホイールが斜めになると車が動きにくくなり、車両本体の盗難リスクも下げられます。車両本体が盗難されれば被害額は甚大です。ホイールや車本体の窃盗を予防するため、必ず取り入れたい対策です。

取り外し作業ができるスペースを作らない

ホイールの取り外し作業ができるスペースを作らないことも重要です。ホイールを取り外す際にはホイールレンチを使ってホイールナットを緩める必要があります。作業スペースがなければホイールの取り外しは困難です。

壁のある駐車場ではできるだけ壁に寄せて駐車すれば作業スペースを減らせます。片側のホイールは取り外しやすいですが、反対側のホイールは取り外せません。

窃盗犯も可能なら4輪すべて持ち去りたいと考えるので、ターゲットにされる確率が下がります。お金がかからない対策ですので、ハンドルを切ると共に壁際駐車を心がけると良いでしょう。

 

カーセキュリティを装着する

カーセキュリティーもホイール盗難対策に効果的です。衝撃や音を検知すると大音量の音やライトで周囲に異常を知らせるので、窃盗犯も手を出しにくくなります。比較的安価で取り付けられるのも魅力的です。カーセキュリティ装置には以下のようなものがあります。

  • 始動停止タイプ
  • 威嚇タイプ
  • 固定器具タイプ
  • 警報タイプ
  • 通知・追跡タイプ

車種によってはメーカー純正のセキュリティがついている場合もあります。しかし純正パーツは多く出回っているため、窃盗犯も対策しがちです。

より高いセキュリティを求めるのであれば、有名どころを外したセキュリティを搭載する必要があります。どんな環境で何を目的としてカーセキュリティを導入するのか、カーショップ店員さんと相談してみてください。

ロックナットをつける

ロックナットとは、ホイールに取り付けて盗難を防止する装置です。ロックナットがついたホイールは専用のキーアダプターがないと取り外せません。ホイールの取り外しに使う一般的な六角レンチでは取り外せないので、高い防犯効果が期待できます。

キーアダプターを紛失すると、自分でも取り外しができなくなるので注意が必要です。ロックナットを使用する際は、紛失に備えてキー番号を控えておくようにしましょう。万が一キーアダプターを紛失しても、メーカーに問い合わせればスムーズに再発行ができます。

ハンドルロックをつける

ハンドルロックとは、ハンドルに装着して固定する装置です。ハンドルが動かなくなるので、タイヤの向きを変えられなくなります。ハンドルロックを使用すれば車を真っすぐに動かせなくなり、けん引による車両の盗難を防げるでしょう。

ハンドルロックには、視覚的な防犯効果も期待できます。ハンドルロックが取り付けられている車は防犯意識が高いと見なされ、窃盗犯が敬遠しやすくなるためです。ハンドルは車外からも見えやすいので、目立つ色やデザインのハンドルロックを取り付ければ、防犯効果はより高まります。

タイヤロックをつける

タイヤロックはタイヤに取り付けて、物理的に車が走行できないようにする装置です。タイヤロックをつけている状態ではホイールを取り外すことができず、ホイールの窃盗は極めて困難になります。

タイヤロックを選ぶときは色が重要です。わざわざ他人の目に留まりやすい車を狙う窃盗犯はいません。赤や黄色など暗闇でも目立つ色にしましょう。

センサーライトを設置する

センサーライトは人感センサーを内蔵したライトです。人が探知範囲に入ると自動でライトが点灯します。ライトにより照らされると目立つので、ホイールの盗難を防止できます。

センサーライトを購入する際は光が届く範囲とセンサーの探知範囲をチェックしましょう。光量が大きく、探知範囲が広いセンサーは、より高い防犯効果が期待できます。

しかし車が通りから死角になる位置に合ったり、手慣れた窃盗犯だったりした場合は、ライトが点灯してもあまり効果はありません。センサーライトの設置は、他の防犯対策と合わせて実施するのが効果的です。

ホイールが盗難された後に役立つ対策

どんなに気を付けていても、ホイール盗難を完全に防ぐことはできません。万が一に備えて、ホイールが盗難された後に役立つ対策をご紹介します。

  • 車両保険に入っておく
  • ホイールの製造番号を控えておく
  • ホイールの写真を撮っておく

それぞれ順番に解説します。

車両保険に入っておく

ホイール盗難による損害は、車両保険で補償されます。ホイールの盗難は「盗難事故」になるためです。車両保険のエコノミー型、一般型いずれにおいても補償対象となります。

ただし盗難の補償は、車本体と一体となっていることが条件です。従って自宅駐車場に保管されているホイールは、補償対象外となります。補償範囲は保険会社や加入している保険によっても異なるので、あらかじめ重要事項説明書を確認しておきましょう。

ホイールの製造番号を控えておく

ホイールの製造番号とは、ホイールが製造された時に付与される固有の番号です。盗難されたホイールが発見された場合、製造番号を警察に提供すれば所有者を特定できます。

ホイールの製造番号は、ホイールの裏面に刻印されていることが多いです。取扱説明書や保証書にも記載されています。盗難されたホイールが手元に戻ってくる確率が高まりますので、控えておくと良いでしょう。

ホイールの写真を撮っておく

ホイールの写真を撮っておくのは、ホイール盗難に対する有効な対策のひとつです。盗難された際に警察へ写真を提供すれば、盗難されたホイールを特定しやすくなります。

写真を撮るときのポイントは、ホイールのデザインが分かるように撮影することです。裏面のバランスウエイトと呼ばれる部分にも特徴があり、ホイールの特定に繋がりやすくなります。

ホイールが盗難された際の対応

ホイールが盗難された際の対応をご紹介します。

  • 警察と保険会社に連絡する
  • 警察署に盗難届を出す
  • 警察に現場検証を受ける
  • 対応を保険会社と相談する
  • ロードサービスで修理工場に運ぶ

それぞれ順番に解説します。

警察と保険会社に連絡する

ホイールが盗難された際にまず取るべき行動は、警察への通報です。情報がなければ警察は動けません。盗難の状況や車両の状態などできるだけ詳しく伝えると、警察も捜査を進めやすくなります。

自動車保険に加入している場合は保険会社にも連絡しましょう。保険会社からは盗難に関する手続きや補償内容の説明を受けられます。落ち着いた迅速な対応が大切です。

警察署に盗難届を出す

警察署へ速やかに盗難届を提出することも大切です。盗難に気付いた時点でできるだけ早く盗難届を出せば、ホイールが見つかる可能性が高まります。

盗難届を出す際の必要書類は印鑑と身分証明書です。盗難された日時や場所、盗難されたホイールの特徴や購入価格などの記入も求められます。スムーズに進めば15分程度で済みます。

警察に現場検証を受ける

事件性があると判断された場合は、警察に現場検証を受けることになります。現場検証では、警察に盗難被害に遭ったときの状況や、現場の様子などの説明を求められます。

現場検証で大切なのは、はっきり覚えていないことは無理に回答しないことです。曖昧な回答をしてしまうと、後で事実を思い出したとしても、現場検証の内容が覆らない可能性があります。記憶の範囲内で正直に答えるようにしましょう。

対応を保険会社と相談する

警察とのやり取りと並行して、保険会社と今後の対応を相談しましょう。必要書類を受け取って返送すれば1週間ほどで保険金が指定口座へ着金するのが一般的です。

注意したいのはホイールの盗難で車両保険を使うと、保険の等級が1つ下がってしまうことです。1等級下がると翌年の保険料は上がります。受け取れる保険金と翌年以降の保険料の上昇分を天秤にかけて、車両保険を使うか判断しましょう。

ロードサービスで修理工場に運ぶ

ロードサービスを使えば、ホイール盗難に遭った車を修理工場に運んでもらえます。自動車保険のコールセンターに連絡し、保険会社と提携している専門業者の到着を待ちましょう。

通常自動車保険に付帯されているロードサービスは無料で利用できますが、有料になるケースがある点には注意が必要です。

盗まれたホイールの数によっては、仮タイヤの取り付け費用が発生します。コールセンターに連絡する際、追加費用の有無も確認すると安心でしょう。

盗難に遭いやすいホイール3選

盗難に遭いやすいホイールを3つ厳選してご紹介します。

  • 高級車のホイール
  • 純正アルミホイール
  • 大きいアルミホイール

それぞれ順番に解説します。

高級車のホイール

窃盗犯から真っ先に狙われるのは、レクサスやクラウン、ベンツなど高級車のホイールです。純正ホイールは車のブランドイメージを高めるために、高品質で高級感のある素材を使用しています。

中古市場での販売価格は約15~35万円です。海外に転売されることが多いのも特徴です。一度海外に転売されてしまえば、基本的に手元には戻ってきません。

純正アルミホイール

純正アルミホイールも狙われやすいホイールのひとつです。純正アルミホイールは車両の性能や安全性を考慮して設計されており、インターネットオークションサイトやフリーマーケットアプリでは約2~5万円で取引されています。

ホイールの盗難にはロックナットの装着が有効ですが、物によってはホイールのデザイン性を損ねてしまう恐れもあるでしょう。

純正アルミホイールのデザインを損ねないよう、控えめなデザインのロックナットも販売されています。見た目を重視される方はカーショップで相談してみるのがおすすめです。

大きいアルミホイール

スポーツカーやセダンなどの大きなアルミホイールも、狙われやすいため注意が必要です。大きなアルミホイールは車の外観をスポーティーに見せるため人気があります。中古車販売店では1本20万円以上で取引されるケースも。

ホイールサイズを大きくするインチアップは、定番のカスタマイズで需要があります。人気のあるホイールは窃盗犯から狙われやすいため注意が必要です。

まとめ

ホイール盗難に遭わないための対策や盗難された後に役立つ対策、盗難された際の対応、盗難に遭いやすいホイールの特徴を解説しました。

ホイール盗難はいつどこで誰が被害に遭うか分かりません。だからこそ日頃の対策、万が一のへの備えが大切です。

ぜひ本記事を参考にホイール盗難に対する理解を深め、お気に入りのホイールと快適なカーライフを送っていただければと思います。

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