自宅で簡単お手入れ!クロームメッキホイールの輝きを維持しよう!

自宅で簡単お手入れ!クロームメッキホイールの輝きを維持しよう!

せっかく磨き上げたクロームメッキホイールがくすんでしまうと、一気に気持ちが落ち込みますよね。クロームメッキホイールには、錆や汚れを防ぐために正しいメンテナンスが必要です。

この記事では自宅でできるメンテナンス方法を解説し、おすすめのコーティング材についてもご紹介します。愛車のホイールの美しい光沢をできるだけ長い期間保てるように、ぜひ参考にしてみてください。

クロームメッキホイールの高光沢を維持するためにはメンテナンスが重要

メッキホイールの高光沢を維持するためにはメンテナンスが欠かせません。

  • クロームメッキの構造により完全に錆を防げない
  • 内部から錆が進行すると再メッキが必要になる

それぞれ順番に解説していきます。

クロームメッキの構造により完全に錆を防げない

クロームメッキの構造上、完璧には錆を防げません。クロームメッキ皮膜の表面には、目に見えない無数の穴が空いているからです。表面の穴から水や埃といった錆の原因になる物が侵入すると、内部から錆を発生させてしまいます。そのため、こまめにホイールを点検して、錆に繋がる汚れを放置しないようにすると良いでしょう。

クロームメッキの高光沢を維持するためには、自宅での正しいメンテナンスが必要です。

内部から錆が進行すると再メッキが必要になる

クロームメッキが錆により完全に剥がれてしまうと、修正には再メッキ加工をするしかありません。再メッキは錆びたメッキを全て剥がし新しいメッキを加工するため、専門の業者に依頼する必要があります。

再メッキになると費用も高くなり、加工の工程上納期にも時間がかかってしまいます。不必要な出費を出さないためにも、錆防止対策のお手入れが重要です。

できるだけ長くクロームメッキ本来の輝きを維持するために、正しいお手入れ方法を知っておきましょう。

自宅でクロームメッキホイールを洗車する際は優しく行なうのが正解!

クロームメッキの輝きを保つためには、優しく洗車することが肝心です。洗車の仕方によっては細かな傷がついてしまい、余計にくすんでしまう可能性があります。

自宅でできる高光沢を維持するための正しい洗車方法をご紹介します。

  • 洗車に必要なグッズを用意する
  • ホースで表面の砂や泥を流す
  • カーシャンプーを泡立てる
  • 泡立てたスポンジで汚れを落とす
  • 水でしっかりとすすぐ
  • 拭き上げ用のクロスで拭く

それぞれ順番に解説していきます。

洗車に必要なグッズを用意する

まずはクロームメッキホイールの洗車に必要なグッズを用意しましょう。正しいお手入れのためには、ホイールを傷つけないグッズ選びが肝心です。ホイールの洗車に必要なグッズは5点あります。

  • ホース
  • バケツ
  • 柔らかいスポンジ(本体も洗う場合は2つ)
  • 洗車用シャンプー
  • 拭き上げ用クロス(本体も洗う場合は2枚)

ホースは長さが十分なもの、バケツは10L程度の大きめのものがおすすめです。スポンジはホイールのスキマまで洗うことを想定して、柄付きのものやグローブ型のものが良いでしょう。クロスは吸水力の高いマイクロファイバー素材が人気となっています。洗車グッズの中でも、スポンジやクロスは直接ホイールをこする道具です。柔らかく傷がつきにくい素材を選ぶ必要があります。

ホースで表面の砂や泥を流す

カーシャンプーで洗う前に、ホイールの砂や泥などを水でしっかり洗い流しましょう。水で流さないまま洗ってしまうと、砂や泥でホイールを傷つけてしまいます。

本体も洗う場合は、車の屋根から窓ガラス、ボンネットと上から下へ水をかけ、砂や泥を洗い流します。バケツではなくホースを使えば、一定時間均一に水をかけられるので、簡単に汚れを流せます。自宅にあるのであれば高圧洗浄機を使うのも便利です。

カーシャンプーを泡立てる

次に、バケツの中でカーシャンプーをきめ細かく泡を立てます。カーシャンプーの泡はボディとスポンジの間のクッションの役割となるためよく泡立てて使いましょう。

バケツにカーシャンプー液を先に注ぎ、水圧で泡立てます。クリーミーな泡をつくるために、強めの水圧でバケツに水を入れ、円を描くように動かします。

カーシャンプーはコーティング被膜を傷つけないよう、研磨剤が入っていないタイプのものを選ぶようにしましょう。

泡立てたスポンジで汚れを落とす

泡立てたスポンジでホイールの汚れを落とします。泡をたっぷりスポンジにつけ、泡で洗うように汚れを落とせば、ホイールが傷つきにくくなります。

ホイールの汚れがひどい場合は、本体よりもホイールを先に洗うのが鉄則です。ボディから洗ってしまうと、汚れが跳ねてボディを洗い直す手間がかかります。

また、スポンジを一方向に動かせば、ムラなく綺麗に洗えます。スポンジに泡をつけ直すときは、一度スポンジを絞り水ですすいで砂や泥を落としましょう。

水でしっかりとすすぐ

洗い終わったら水でしっかりとすすぎましょう。すすぎ残しがあるとシャンプーの成分がシミになったり、汚れがそのまま残ったりしてしまうからです。

ホースを使い上から下へまんべんなく水をかけ、しっかりとシャンプーを洗い流します。

ホイールやドアの淵はシャンプーが残りやすいため、特に念入りに洗い流すと良いでしょう。

拭き上げ用のクロスで拭く

最後に拭き上げ用のクロスでホイールや本体を拭きます。ホイールは鉄粉汚れが付着しているため、同じクロスで本体を拭くと傷つく場合があります。必ずホイール用と本体用の2枚を使い分けるようにしましょう。

また、拭き上げ前に水滴が乾くと跡になるため、素早く拭き上げます。一方向に滑らせるように拭くと、傷つきにくく効率的に拭き上げられます。

スポンジと同様にクロスが汚れたらこまめに洗いましょう。

しっかりと錆対策するためにはコーティング材が必須

しっかりと錆対策するためには、洗車後のコーティングが重要です。

洗車後の仕上げにコーティング材を塗れば、メッキホイールがより強力に保護されます。新たな汚れの付着や錆などから守れるでしょう。

クロームメッキホイールのコーティング材は3種類あります。

  • 最も高性能なガラスコーティング
  • 研磨剤が入っていないワックス
  • 被膜を形成するポリマーコーティング

それぞれ順番に解説していきます。

 

特徴

ガラスコーティング

ワックス

ポリマーコーティング

衝撃に対する耐性

高い

低い

中等度

錆の防止

高い

一部効果あり

一部効果あり

メンテナンス頻度

1年から2年

月1

3ヶ月から半年

透明度・ツヤ

高い

低い

中等度

自宅施工の可否

不可能

可能

可能

施工料金

高い

安い

中等度

研磨剤の存在

無し

有り

無し

 

最も高性能なガラスコーティング

クロームメッキホイールのコーティング剤で、最も高性能なのがガラスコーティングです。ガラスコートはケイ素系のガラスに近い成分なので、クロームメッキ独特の青光りした光沢を、より一層際立たせられます。

機能面でのメリットは以下の通りです。

  • ガラス被膜により外部からの衝撃に強い
  • 錆の原因もしっかりシャットアウトできる
  • こまめなメンテナンスの必要がない
  • ガラス成分のため透明度も高く、綺麗なツヤが出る

高い耐久性と綺麗なツヤで外観の美しさを最も引き出してくれる効果があります。

また、メンテナンスの頻度は1度コーティングすれば、1年から2年は効果が維持できるためお手入れが楽になるでしょう。

しかしコーティング剤の料金が高く、専門の業者に依頼する必要があるのが難点です。気軽に自宅でガラスコーティングを行なう事はできません。事前に見積もりで料金を比較したうえで、専門の業者に施工をお願いすると良いでしょう。

研磨剤が入っていないワックス

ワックスの選び方で注意が必要なのが、研磨剤が入っていないものを選ぶことです。研磨剤が入っているとメッキに細かな傷ができ、くすみや錆の原因となります。メッキはわずかな傷でも錆の原因となるため、研磨剤入りのワックスは選ばないようにしましょう。ワックスの特徴は以下の通りです。

  • 油による皮膜でメッキをコーティング
  • 一般的なコーティング剤であり低価格
  • 効果時間が短く、こまめな塗り直しが必要

3つのコーティング剤で一番安くなっています。効果の持続期間が非常に短く、こまめな塗り直しが必要です。月に一度、場合によっては2〜3週間に一回のペースで塗り直しが必要な場合もあります。

料金は安いですが、お手入れの手間がかかるデメリットも知っておきましょう。

被膜を形成するポリマーコーティング

3つめは樹脂系の成分を使っているポリマーコーティングです。プラスチックに使われる成分で作られたコーティング剤であり、ワックスよりも高い耐久性があります。クロームメッキの表面に薄いプラスチックの膜を張れば、表面の強化が可能です。

ワックスタイプよりも硬くて、より強力な保護効果がありますが、ガラスコーティングよりも強度は落ちます。

ワックスより価格は高いですが、ガラスコーティングよりは安いのが特徴です。効果の持続期間は、3ヶ月から半年となっています。熱や紫外線に弱く劣化しやすいので、定期的に塗り直す必要があるでしょう。

低コストで気軽にコーティングしたい方におすすめのコーティング剤です。

コーティング剤でクロームメッキホイールを磨く手順

コーティング材を使ってクロームメッキを磨く手順をご紹介します。

  • コーティングしたい部分を綺麗にする
  • クロスにコーティング材を取り、薄く塗る
  • 完全に乾くまでホイールに触れない

それぞれ順番に解説していきます。

コーティングしたい部分を綺麗にする

コーティングしたい部分を綺麗に洗車しましょう。メッキホイール表面の汚れや油が付着したままコーティングしてしまうと、錆の原因になるからです。本来の美しい光沢を出すために、コーティングする前にまずは正しい手順で洗車しましょう。

クロスにコーティング材を取り、薄く塗る

柔らかいクロスにコーティング材を取り、ホイールに薄く塗っていきます。厚塗りになると硬化に時間がかかるうえにムラになりやすく、本来のコーティングの輝きを出せません。使用するコーティング材のメーカーの指示に従ってコーティング剤を適切な量とり、全体に薄く伸ばしていきましょう。

完全に乾くまでホイールに触れない

完全に乾くまでホイールに触れないようにしましょう。乾く前に触ってしまうとせっかく均等に塗ったコーティング剤に、ムラが出てしまうからです。コーティング材の指示に従って指定の時間乾燥させます。コーティング作業も洗車と同様に、晴れた日や湿気がない日に行えば、乾燥の時間も短くなるでしょう。

まとめ

クロームメッキホイールは正しいメンテナンスを行えば、新品同様の輝きを維持しホイールの寿命も長持ちさせてくれます。愛車のホイールの美しい光沢をできるだけ長い期間保てるように、自宅でのお手入れもしっかり取り組んでいきましょう。

当店の「ネットショップエムケー」は、お手入れが楽しくなるような、高性能のクロームメッキホイールをご用意しています。末永く愛用できるホイールをご検討の際は、ぜひともお気軽にご相談ください。