ホイールバランスの調整は必要?自宅でやる簡易的な方法もご紹介

ホイールバランスの調整は必要?考え方のポイントや自宅でやる方法

高速道路を走行中、ふとハンドルに微妙なブレを感じたことはありませんか?運転中の何気ない不快感は、実はホイールバランスの狂いが原因かもしれません。

乱れたホイールバランスを放置すれば、重大な事故に繋がることもあるでしょう。この記事では、ホイールバランスの調整の必要性を解説します。

自宅でもできる簡易的なホイールバランスの調整方法もご紹介するので、ホイールバランスに興味のある方はぜひ参考にしてみてください。ホイールバランスを調整して、安全で快適なドライブを楽しみましょう。

安全運転にはホイールバランスの調整が必要

安全運転にはホイールバランスの調整が必要です。ホイールバランスが乱れたまま走行すると車体に負担がかかるので、パーツの劣化が早まり事故に発展する可能性があります。ホイールバランスの調整で期待できる効果は以下の通りです。

  • タイヤの摩耗を均等にして寿命を延ばす
  • 高速走行で車体がブレずに走行が安定する
  • 無駄な動きを抑えて燃費を向上する

それぞれ順番に解説します。

タイヤの摩耗を均等にして寿命を延ばす

ホイールバランスの調整には、タイヤの寿命を伸ばす効果があります。バランスが乱れていると、タイヤの一部が摩耗しやすくなるからです。ホイールバランスを調整してタイヤが均等にすり減るようになると、長く安全にタイヤを使用し続けられるでしょう。

例えばホイールのバランスが整っていないと、タイヤの内側や外側が摩耗しやすくなります。タイヤ全体が均等に地面に接するよりも、タイヤがすり減りやすくなってしまうのです。またホイールが回転する際の遠心力により、バランスの悪い部分に過剰な圧力がかかります。

ホイールバランスが適切に保たれていれば、タイヤの摩耗を均等にできます。同じタイヤであっても、より長く安全に使用できるでしょう。

高速走行で車体がブレずに走行が安定する

ホイールバランスが乱れていると、高速走行の際に車体がブレます。車輪の重量が不均一なので、走行に不要な遠心力を生み出すからです。ホイールバランスが整っていれば、高速走行中でも車体が安定してハンドルがブレなくなります。

ホイールバランスが乱れていても、街乗りで低速走行している際はあまり気になりません。しかし高速道路で長距離を移動する際は、車体のブレがハンドルに伝わりやすくなります。運転時に疲れやすくなるだけでなく、車体にも負担がかかるので注意しましょう。

普段から高速道路を運転する方であれば、違和感に気づけます。しかし普段高速道路を使わない方であれば、ホイールバランスの乱れに気づけません。高速道路を利用する際は、特にホイールバランスに注意するのがおすすめです。

無駄な動きを抑えて燃費を向上する

車体がブレると無駄な動きが増えて燃費が悪くなります。ホイールバランスが悪いとタイヤの偏った遠心力により、前進以外にエネルギーを使ってしまうからです。ホイールバランスを調整すれば、車体のブレを抑えて燃費改善も期待できるのです。

不要な振動が減れば無駄にエネルギーが消費されなくなり、効率的に車体を前進させられます。またタイヤが均等に地面に設置すれば、転がる際の抵抗の減少が可能です。

ホイールバランスを調整すれば乗り心地を改善できるだけでなく、ドライブのコスト削減にも繋がります。

ホイールバランスの調整はどうすれば良い?

ホイールバランスの調整を考える際のポイントは以下の3つです。

  • タイヤ交換時にホイールバランスを調整しよう
  • 日常的にホイールバランスをチェックしよう
  • 正確なホイールバランスはプロに調整してもらおう

それぞれ順番に解説します。

タイヤ交換時にホイールバランスを調整しよう

ホイールバランスを調整する最適なタイミングはタイヤ交換の時です。タイヤごとに重心が異なるため、交換した際はホイールバランスの調整が必須となります。

タイヤを交換した際にバランス調整を行わないと、ホイールバランスが狂ったまま走行することになります。必要以上に車体に負担がかかるため、各パーツの損傷が激しくなり危険です。すぐにパーツが壊れることはないかもしれませんが、思わぬタイミングで走行に支障が出る可能性があります。

タイヤ交換のタイミングを逃すと、ホイールバランスの調整を行う機会はあまりありません。タイヤを交換をする際は、ホイールバランスの調整がセットになると覚えておきましょう。

日常的にホイールバランスをチェックしよう

異常を感じるのであれば、タイヤ交換以外のタイミングでもホイールバランスを調整するのがおすすめです。タイヤやホイールの劣化、走行する道路状況によりホイールバランスは乱れてきます。日常的にチェックしたいホイールバランスのポイントは以下の通りです。

  • 高速走行でハンドルが振動する
  • タイヤが偏った擦り減り方をする
  • 直線で一方向に引っ張られる
  • 車両から不規則な異音がする
  • ホイールの重りが外れている
  • タイヤやホイールが損傷している

他のマシントラブルの可能性もあるので、異常を感じた際はロードサービスやタイヤショップに相談してみてください。

正確なホイールバランスはプロに調整してもらおう

ホイールバランスの調整はプロにやってもらうのが良いでしょう。ホイールバランスを正確に測定するには、専用のツールが必要だからです。自分でホイールバランスの調整を行うことも可能ですが、プロに調整してもらった方が精度は高くなります。

特に個人のユーザーが車が動いている際のバランスを調整するのは困難です。止まっている時はバランスが取れていても走行時はバランスが取れておらず、ハンドルの振動が収まらない場合があります。また感覚の鋭い方であれば、精度の低さを敏感に感じ取ってしまうでしょう。

調整をしたにも関わらず、ドライブに違和感を覚えてしまうようでは意味がありません。正確な調整を行うのであれば、プロに任せるのがおすすめです。

自宅でできる簡易的なホイールバランスの調整方法

大まかなホイールバランスの調整であれば自宅でも可能です。バランスが大きく崩れたホイールの応急処置を行う際の参考にしてみてください。

  • ホイールバランスの調整に必要なツールを揃える
  • ホイールバランサーで重さの偏りを見る
  • 水平が取れるようにバランスウェイトを装着する

それぞれ順番に解説します。

ホイールバランスの調整に必要なツールを揃える

ホイールバランスの調整に必要なツールは2つです。

  • ホイールバランサー
  • バランスウェイト

持ち運び可能な家庭用のホイールバランサーは1万円以内で購入できます。10万円以上するものは業務用のホイールバランサーなので注意してください。

バランスウェイトはスチールホイール用の打ち込み式と、アルミホイール用の張り付け式があります。ホイールの種類に応じて、適切なものを選択してください。

ホイールバランサーで重さの偏りを見る

ホイールバランサーにホイールを乗せると、重さの偏りがわかります。ホイールバランサーにある水平器を見て、水平が取れていたらホイールバランスは正常です。水平が取れていない場合は重さに偏りがあるので、ホイールバランスを調整する必要があります。

水平が取れるようにバランスウェイトを装着する

重さの偏りがなくなるように、バランスウェイトをホイールに載せていきます。水平が取れるようになるまで、バランスウェイトの位置や数を変えてみてください

水平が取れる位置が決まったら、バランスウェイトを装着します。すべてのホイールの水平が取れれば、ホイールバランスの調整は終了です。

まとめ

ホイールバランスの調整の必要性を解説し、自宅でもできる簡易的なホイールバランスの調整方法もご紹介しました。ホイールバランスが崩れたまま走行すると、ドライブに違和感を感じるだけでなく、大切な車の寿命を縮めます。

タイヤ交換の際や異常を感じた際は、ホイールバランスの調整を検討してみてください。自宅でも簡易的なホイールバランスの調整は可能ですが、精密な調整を行うのであればプロに任せるのがおすすめです。

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