ホイールキャップの正しい外し方は?注意点や装着方法もご紹介

ホイールキャップの正しい外し方は?注意点や装着方法もご紹介

ホイールのメンテナンスの際、ホイールカバーの外し方がわからず、困る方もいるかと思います。

「どのように固定されているかわからない」

「下手に自分で外したら壊れそうな気がする」

この記事ではホイールキャップの正しい外し方を解説します。注意点や安全な装着方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ホイールキャップを適切に扱えれば、車のメンテナンスの幅が広がります。より充実したカーライフを送れるようになるでしょう。

正しいホイールキャップの外し方3選

ホイールキャップは樹脂のツメでホイールに装着されています。

特殊な工具は必要ありませんが、間違った方法で外すとホイールキャップが破損するため危険です。自宅で正しくホイールキャップを外す方法は3つあります。

  • マイナスドライバーで徐々に全体を浮かせる
  • すき間に手を入れて勢いよく引っ張る
  • タオルをホイールキャップのすき間に通して引っ張る

それぞれ順番に解説します。

マイナスドライバーで徐々に全体を浮かせる

最初におすすめなのがマイナスドライバーを使用して、ホイールキャップを外す方法です。正しく行えば、もっとも安全にホイールキャップを外せます。

ホイールキャップを外したい方は、車にマイナスドライバーを1本積んでおくと良いでしょう。マイナスドライバーでホイールキャップを外す具体的な手順は以下の通りです。

  1. ホイールキャップの淵のくぼんだ部分を見つける
  2. くぼみにマイナスドライバーをこじ入れる
  3. てこの原理でホイールキャップを浮かせる
  4. 別の箇所もマイナスドライバーで浮かせる
  5. 徐々に全体を浮かせていくと簡単にとれる

マイナスドライバーさえあれば、誰でも簡単にホイールキャップを外せます

ホイールやホイールキャップを傷つけてしまうのが心配な方は、くぼみをマスキングテープで保護してから外すのがおすすめです。

一部を浮かせた段階で強引に外そうとすると、ホイールキャップの爪が折れてしまう可能性があります。

必ず全体を浮かせてからホイールキャップを取り外してください。

すき間に手を入れて勢いよく引っ張る

マイナスドライバーがない場合は、手で引っ張ってホイールキャップを外すのがおすすめです。

ホイールキャップの素材が柔らかければ、勢いよく引っ張ると簡単に外せます。手で引っ張って外す具体的な方法は以下の通りです。

  1. ホイールキャップのすき間に手を差し込む
  2. ホイール面に対して垂直に勢いよく引っ張る

とても簡単ですが、ひとつだけ注意点があります。丁寧にゆっくり外そうとしないことです。

ホイールキャップが外れにくいばかりか、破損して怪我をする可能性もあるでしょう。

勢いよく引っ張った方が、ホイールキャップのツメが外れやすく安全に外せます。

ホイールキャップを手で外す際は勢いよく引っ張ってください。

タオルをホイールキャップのすき間に通して引っ張る

ホイールキャップが硬くて手では外せない場合はタオルを使用します。タオルを通すので多少面倒ですが、手で引っ張るよりも小さい力で外せます

汚れがつくので不要なタオルを使うと良いでしょう。タオルを使ってホイールキャップを外す際の、具体的な手順は以下の通りです。

  1. タオルをホイールキャップのすき間に通す
  2. ホイール面に対して垂直に勢いよく引っ張る

他の方法と比べると、タオルを通す作業があるので大変です。

マイナスドライバーがなく、手でも外せないくらい固いホイールキャップの場合に、タオルを使うのがおすすめです。

ホイールキャップを外す際の注意点

ホイールキャップを外す際の注意点は、怪我と破損に気をつけることです。

正しいホイールキャップの外し方を実践しても、樹脂が経年劣化でもろくなっていれば破損します。安全にホイールキャップを外す際の注意点は以下の3つです。

  • 破損するので無理な外し方をしない
  • 軍手着用で汚れや怪我に気をつける
  • ナットで締められていないか確認する

それぞれ順番に解説します。

破損するので無理な外し方をしない

ホイールキャップを外す際の鉄則は、無理な外し方をしないことです。ホイールキャップが破損するだけでなく、破片で怪我をする恐れもあります。

マイナスドライバーを使用するなら、ホイールキャップの一部だけを浮かせて外すのはNGです。面倒でも全体を浮かせないとツメが破損する可能性が高まります。

ホイールキャップを引っ張る際も、斜めに引っ張ると危険です。かならず勢いをつけて、ホイール面と垂直に引っ張ってください。

ホイールを外す際は、正しい外し方のコツをしっかりと確認するのがおすすめです。

軍手着用で汚れや怪我に気をつける

作業を行う際は軍手を着用しましょう。理由は2点です。

  • ホイールキャップの汚れが手につかないようにするため
  • ホイールキャップが破損しても手を怪我しないようにするため

ホイールキャップの汚れは排気ガスや油汚れにより、とても落ちにくくなっています。手や服に付着してしまうと、きれいにするのが大変です。

また外すコツがわからない場合や、経年劣化していた場合は、ホイールキャップが破損する可能性もあります。

汚れのついたホイールキャップの破片で、手を怪我してしまうと治りにくく、傷跡が残ってしまう場合もあるでしょう。

ホイールキャップを外す際は軍手を着用し、破損する可能性を考慮しながら作業を行ってください。

ナットで締められていないか確認する

古いホイールキャップはナットで締めてある場合があります。

ナットで固定されている場合は、ナットを外さないとホイールキャップを取り外せません。

最近の車であれば、ホイールキャップはツメで固定されています。ですが念のためホイールキャップがナットで固定されていないか確認してみてください。

ナットで締められているとマイナスドライバーではホイールキャップを外せません。当然、手で引っ張っても無理です。

ナットで締められているのに強引に引っ張ると、ホイールキャップが割れてしまうので注意してください。

ホイールキャップを安全に装着するチェックポイント

ホイールキャップの装着の仕方は、ツメが噛むようにホイールにはめるだけです。ホイールキャップを下側、上側の順にはめて、外周を軽く叩いて馴染ませたら装着が完了します。

ただしホイールキャップが適切に装着できていないと危険です。車の走行中に外れたり、タイヤがパンクする可能性もあります。ホイールキャップを装着する際は以下の3つのポイントに注意してください。

  • ホイールキャップの状態を確認する
  • タイヤのエアバルブにホイールキャップのくぼみを合わせる
  • ホイールキャップが浮かないように装着する

それぞれ順番に解説します

ホイールキャップの状態を確認する

ホイールキャップを取り付ける際は、状態を必ず確認しましょう。ホイールキャップの状態によっては取り付けない方が良い場合もあります。

取り付けしてはいけないホイールキャップの状態は、以下の通りです。

  • ひび割れがある
  • ツメの一部が折れている
  • 経年劣化が激しい

ホイールキャップはだんだんと劣化してきます。使用する環境にもよりますが、納車から廃車まで同じホイールキャップを付け続けるのは危険です。

破損や明らかな劣化があれば、走行中にホイールキャップが外れる可能性もあります。異常を発見したら、新しいホイールキャップへの交換をおすすめします。

タイヤのエアバルブにホイールキャップのくぼみを合わせる

ホイールキャップをつける際はタイヤのエアバルブとくぼみを合わせて装着してください。空気を入れるエアバルブが傷つくと、タイヤの空気が抜けてパンクする可能性があります。

ホイールキャップの裏側にはエアバルブのマークがあります。マークがある部分のホイールキャップにはくぼみがあるので、タイヤのエアバルブの位置に合わせてください。

くぼみとエアバルブの位置が合っていないと、エアバルブが破損して空気漏れの恐れがあります。走行中にパンクすると事故を引き起こすこともあるので注意しましょう。

ホイールキャップが浮かないように装着する

ホイールキャップはホイールにぴったりとはまるように装着してください。

ホイールキャップに浮きがある場合はちゃんと装着できていません。走行中に外れる恐れがあります。

ホイールキャップを浮きがないように取り付けるコツは以下の通りです。

  • しゃがんだ体勢で両膝を使って抑える
  • ホイールキャップ全体を満遍なく押し込む
  • ホイールキャップの外側全体を軽く叩く

ホイールキャップに浮きがある場合は、外側にうまくはまっていない場所があります。外側までぴっちりはまっていて、手で軽く引っ張っても外れなければ大丈夫です。

まとめ

ホイールキャップの正しい外し方を解説し、注意点や安全な装着方法もご紹介しました。

ホイールキャップは簡単に取り外しが可能です。ただしどのような方法で取り外しても、経年劣化している場合は破損する可能性があります。

ホイールキャップの着脱の際は注意点を守って、安全な作業を心がけてください。

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ホイール周りをより魅力的にカスタマイズしたい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。