錆汁止め加工の特徴

フロント用メッキホイールの錆汁止め加工とは?

フロント用のメッキホイールは、下の画像のようにリム部とディスク部を別々にメッキをかけてから、
裏側から溶接して糾み付け、一つのメッキホイールを完成させます。

なぜかというと、まず一つのホイールのままだとリムとディスクの隙間が狭くて奥に深いため、磨きという下地処理が出来ないのと、その隙間が狭いためメッキが綺麗に人っていかないからです。
そういう理由で、どうしてもリムとディスクの隙間が錆びて、錆汁が出てきてしまいます。この問題を解消するため、有料ではありますが、この隙間に特殊な溶液を流し込み、隙間を埋めることで錆汁が出ないように日本で加工を行います。加工には3~4 Hかかりますので、予めご了承ください。

 

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下地処理の研磨作業の様子

磨きの作業が実はめちゃくちゃ大変かつ重要で、出来上がりの美しさ、メッキが剥がれたりする原因に大きく左右します。

当社のホイ ールは、熟練の作業員に行ってもらい、なおかつ誰がどのホイ ールの研磨を行ったかをわかるようにして、手を抜かれないように徹底的に管理しております。
ちなみに、リア用のメッキホイ ールは、リムとディスクがばらばらの状態で下地処理の磨きを行い、後から溶接でくつつけて一つのホイールにし、溶接部をさらに磨いて綺麗に整えてからメッキをかけます。納期を急がせたり、価格を値切れば必ず手を抜かれます。出来る限りいい物を納得頂ける価格で販売できるよう、これからも努力し続けていきます!

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メッキホイール、完成までの舞台裏

メッキホイール、完成までの舞台裏

実は鉄ホイール工場から入荷してくるホイールは私たちが普段見ている綺麗なシルバーのホイールとは全く違い、熱で黒く変色したものです。

鉄ホイールとメッキホイールの工場が1000キロ以上離れており、一度に1000枚以上運ぶため、輸送途中や研磨待ちの間に多少表面にうっすら錆が発生しています。

シルバー塗装しているホイールは錆びないように特殊な塗料を使っており、それを綺麗に剥ぐ作業と研磨する作業が同じことになるので、コスト削減のため、出来上が ったままの鉄ホイ ールを研磨します。その鉄ホイ ールを綺麗にメッキをかけるために、画像のようにぴかぴかになるまで磨き上げていきます。


鉄ホイ ールを作っている工場は、小さな町工場のようなところも入れると、中国には数えられないほどありますが、本当にいいものを作ることが出来る工場はそうたくさんありません。

2010年頃からメッキホイ ール事業を始めましたが、今までに数多くの失敗を経験し、時には出来上がったメッキホイ ールをすべて破棄したこともあります(この破棄したのが今までで一番痛かったです・・)。

これまでの経験を活かし、当社では出来る限りトラブルを避けるため、世界各国に輸出している実績ある工場よりわざわざ取り寄せしております。

輸送コストもかかり、ホイ ール自体も少し高いのですが、出来る限りいいものを作る努力をし続けております。


手作業の多くなるメッキホイ ール生産では、 100%すべての商品を完璧に作ることが困難です。
時にはご迷惑をお掛けしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、出来る限りトラブルが発生しないよう努力をし続けております。
何卒、ご理解を頂きご購入頂ければと思います。

 

1枚1枚丁寧に磨きます

研磨後のホイール